ディズニーリゾート 目指すのは「夢」か「利益」か
ゲストも気づいている「コスト削減」、その本当のねらいとは
入園者数に反比例するショーやイベントの充実度
近年では2016年にパスポート(入園料)の値上げが実施された際は、顧客離れを危惧する声も多くありました。
これまでの大人のパスポート料の推移を見ると、2006年には5,800円だったのが、2011年には6,200円、そして2014年以降3年連続で値上がりし、現在は7,400円になっています(2017年11月1日現在)。この約10年間で1,600円の値上げがされたことになります。
それでも高い入園者数水準を保っているのは、現在のパーク運営の方向性が受け入れられ、理解されている、という事でしょう。
しかし、日本を代表するテーマパークとして今後もそのクオリティを保ってほしい事を願い、あえて言わせていただくならば、ここ10年間で東京ディズニーリゾートは「効率化」を優先するようになってきているのではないかと思います。これは、現在のパークに満足されている方にとっては全く興味のない話であり、筆者の妄想とも言えるかもしれません。